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【中学】英語で遅れをとった時の克服法

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How are you?
She is a teacher.

などを楽しそうに学習していたはずの我が子が、Does he?なの?Is heなの?あたりで混乱を見せ始め不規則過去にとどめを刺されて、中1の成績が見事な下り坂、気付けば「英語なんか嫌い!」と言い出し途方に暮れている親御さん、いらっしゃるのではないでしょうか?

中学英語相手の「嫌い」と「苦手」はほぼ同義語。しかもこの先高校受験でも大学受験でもほぼ全員が逃れられないこの科目なんとか一刻も早く手を打ちたいものですね。

今回はその克服法をお伝えします。

とにかく掴め!主語と動詞!

「どこがわからないの?」
「わからないところがわからない。」
この不毛なやり取り、どの科目においてもなんとか手助けしてあげようと声をかけるとほぼ毎回起こりるものです。

英語においても英語嫌いになっている子にこの質問は無意味意外の何者でもありません。
それならまず何から手を付けるか。

それはどの英文においても、
主語と動詞「だれがどうする」だけでもとにかくつかめるようにすることです。

たとえば
”It is easy for me to swim fast in the pool.”
という中2レベルの文が合ったとします。

英語ギライさんたちにはもう文がそこそこ長いだけで拒否反応、前置詞3つで拒絶となるわけです。

ここで大切なのは、「それじゃせめて何がどうなの?」と主語と動詞だけを探すように誘導してあげてください。

“It is easy”だけなら、「それは簡単です。」と中1前期段階の力でクリアできます。

そこで次に聞くのは「誰にとって?」です。すると”for me”「私にとって」となり、「じゃあそれって何?」「泳ぐこと。」「どこで?」「プールで」とあとは芋づる式につながっていくものです。

まずは「誰(何)がどう」を掴むことを習慣づければ、複雑化していく文法も十分克服可能です。英語は主張が強い言語なので言いたいことを先に言ってからあとからくどくど付け足しが起こるのです。その英語の特性を掴むことが英語ギライ克服の大きな一歩となります。

極端な話、主語と動詞がつかめれば、あとは文法がわからなくてもある程度推測でつなぐことも可能です。ですから単語のスペルや不規則変化は二の次です。とにかくまずはここから始めましょう。

英語嫌いに文法用語は絶対禁物!

関係代名詞、現在完了進行形、間接話法に受動態、形容詞的用法に補語。言っているだけで舌を噛みそうになるのが文法用語です。

これらの用語を使って英語が苦手な子に理解をしてもらおうというのは無茶な話で英語嫌いを助長する以外の何者でもありません。

そもそも入試やコミュニケーションを取る上での英語で文法用語は問われることはありません。要はその用法が使えればいいのだから、あえて英語がわからなくて困っている人間に不要な知識を入れて余計に混乱させる必要はないのです。

それよりもたとえば完了形なら「haveと動詞の3つ目の形を使うなら時間の幅を表している」とか関係代名詞なら「このthatの後ろは直線の名詞を説明しているんだ」という風に分かってもらえれば充分です。

文法克服よりも長文へGO!

それならば主語を掴んだあとするべきことは何なのか。一見乱暴ですが細かい文法問題集よりも追いつきたいレベルの長文に一気に進んでしまいましょう。

もちろんわからない単語が多発でしょうがそこは辞書の使用をOKにして読んでいくと、文法知識が曖昧でも意外と内容はつかめるものです。内容がつかめればあとはこっちのものです。

一切わからなくて嫌いなはずの英語の内容が案外つかめるぞ、と気づけたならばそこから嫌いな気持ちと警戒心は徐々に薄らいでいくことでしょう。

これで少しでも英語への嫌いな気持ちが減ったなら文法はあとからいくらでもついてきます。私達が日本語の文法が完璧でなくてもなんとかなるように、英語も一番配点の高い長文は案外文法が適当でもなんとかなるものです。

文法対策は長文で少し英語に対する警戒心をなくしたあとで十分挽回可能ですので、まずは主語と動詞をがっちり捉える習慣をおすすめします。